みなさんこんにちは。

新生活が始まったみなさんは、少しずつ新しい環境に慣れてきた頃でしょうか？

暖かくなってきて外を歩くのも気持ちいい季節ですが、そろそろ紫外線もきつくなってくるので日焼け対策をしておでかけくださいね。

さて、桜がきれいに咲いていた先月終わり頃、尾張旭市の長池にお花見に行った際のこと。

満開の桜を楽しむ中で、遠目からみると桜かと思っていたら実は桜にとてもよく似ている『マメナシ・アイナシ』という花がありました。

【左が桜、右がマメナシ】

今日は尾張旭市の長池に自生している『マメナシ・アイナシ』について触れてみたいと思います。

『マメナシ・アイナシ』とはバラ科ナシ属の落葉樹で、ため池周辺などの湧き水のある場所に生育します。

マメナシは果物として知られるナシの仲間で、その果実が小さいことからこの名前がつけられているそうです。

マメナシは日本・朝鮮・中国・ベトナム北部に分布していますが、日本国内ではなぜか東海地方周辺部のみで（特に名古屋市守山区、小牧市、尾張旭市、桑名市で多く）生育しているそうです。

尾張旭市では、『長池のマメナシ・アイナシ自生地』が指定文化財第１１号に指定されている市の天然記念物になります。

なお、アイナシはマメナシとヤマナシ(果物として栽培されるナシの原種)との交配種で全国的にも数か所しか確認されていない大変貴重な植物です。

どちらも４月に開花し、秋になると小さな実をつけますが、実の大きさはマメナシで直径１cm前後、アイナシは直径２～３cmほどです。

とてもかわいらしい白い花が満開でとてもきれいでした。

今年の秋にはマメナシ・アイナシの実を見に行ってみたいと思います。

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