名古屋市内に古墳があるというだけでも驚きですが、過去にいくつ確認されているかご存じでしょうか？

なんと、その数２００基以上！

そのうちの約３分の１にあたる６６基の古墳が上志段味で確認されています。

平成２６年には７基の古墳が「志段味古墳群」として国の史跡に指定されました。

その中で特に大きな３つの古墳を順にご紹介します。

今回は第二弾として古墳の上に神社がある「勝手塚古墳」を見に行ってきました。

【勝手塚古墳】

形：帆立貝式前方後円墳

墳丘　長さ（全長）：約５３ｍ

後円部　径：約３９ｍ　　高さ：６.５ｍ

前方部　長さ：１４ｍ　　幅２１ｍ　　高さ２.３ｍ

古墳の頂に勝手社の本殿があり、大きな木で囲われています。

勝手社の境内に墳丘が全体の半分以上残っており、愛知県下で唯一周堤の高まりをはっきりと確認できる貴重な古墳。

また、後円部には墳丘を囲む円筒埴輪列の一部が残存していることが確認されました。

周濠　馬蹄形周濠

周堤　馬蹄形周堤

年代：６世紀初め

出土品：円筒埴輪・須恵器

古墳の南側には出土した円筒埴輪の一部が復元されています。

【アクセスについて】

上志段味バローの南側、勝手社の境内の中にあり、隣には公民館と公園もある勝手塚古墳は

いつも子どもたちの声で賑わっていて生活の一部に溶け込んでいる古墳と言えそうです。

駐車場もトイレもあり、夏には盆踊りなども行われているそうです。

また、古墳巡りの拠点となる体感！しだみ古墳群ミュージアム「通称：しだみゅー」が

２０１９年４月１日にオープン。

古代体験プログラムや古墳ガイドツアー、展示室の見学、さまざまな講座やイベントがあります。

子どもから大人まで楽しめる謎解きや勾玉作りなども面白かったです。

小学生の歴史の勉強を始めるきっかけとしてもとても参考になり楽しめる施設で、

近くの小学校からも社会見学に訪れているようです。

イベントや営業時間などの最新情報については、公式HPをご確認くださいね。

体感！しだみ古墳群ミュージアムはこちら

勝手塚古墳はハウスドゥ守山しだみ店から徒歩10分ほどの距離にあります。

お店に立ち寄られた際に勝手塚古墳を見に行かれるのもおすすめです☆